日々

日々のよしなしごと

父の病院へ


父が転院してから15日ほど経ちました。昨日休みだったので、面会に行ってきました。転院する前は、寝たきりで福祉タクシーのベッドに寝たままで転院して行った父。これからも寝たきりになるのだろうと思っていました。

 

胃ろうの手術をしてよかったのだろうか。苦しいだけではないのかと悩んでいました。ところが、昨日の父は思考も明瞭で、これまでの認知症の症状のかけらもなく、とてもしっかりしていて、本当に驚きました。

 

今まで栄養がきちんと取れていなくて、そのぶん認知の症状が出ていたのかもしれない。胃ろう手術によって栄養がしっかりと体や脳に行き届き、認知の症状が和らいだのかもしれない。昔の父に戻ったのかもしれないと思いました。

 

寝たきりだったはずなのに、足を組み替え、車椅子を操作し、時には立ち上がって歩くこともあると看護師さんが教えてくれました。半月前の父では考えられないことです。胃瘻の手術をしなければ老衰で 亡くなっていたと思います。前の病院の先生にも胃ろうの手術をしなければ1か月と言われたので。食べられない飲めないことは辛いかもしれないけれど、思考力が、他人と話すことができるようになったことは父にとってよかったと思います。

たまたまだったかもしれない。でも本当に嬉しかったのです。